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予めご了承ください。
■商品番号AS815.213WC■商品概要・製品仕様フロントリムサイズ:3.50-17リアリムサイズ:6.00-17 素材:鍛造用アルミニウム(Al) AA6009/T1製造法:鍛造製法 (Forged)付属品:アルミニウム製エアバルブ(ストレート仕様)●レース使用可能●スクエアタイプ・ダンパーシステム採用●JWL規格適合品カラー:SUPER WHITE(ソリッドホワイト)■適合車種▼YAMAHAYZF1000サンダーエース 96-00■詳細説明アルミニウム製ホイールの頂点を目指す新しい性能が、マルケジーニのラインナップに加わりました。
MotoGPで活躍する“M7R(Magnesium wheel)”の機能とデザインをダイレクトに継承したフルレプリカモデルである最新の鍛造製アルミニウムホイール…“M7RS Genesi”このホイールはレーシングホイールとしての資質はそのままに、耐久性・信頼性といった要素に対して最適なバランスを追求した高性能ロードゴーイング・ホイールです。
ライディングの歓びと同時に、機能最優先の設計から生まれる独自のデザインがもたらす質感によって、モーターサイクルのルックスは想像を超える魅力的なものへと変化を遂げます。
◆詳細製品スペック◆【製造法】[鍛造製法 Forged ]・熱間鍛造・専用金型採用(Exclusive Mold)・多方向同時プレス鍛造(Total Formed Forging System)・15000t級鍛造プレス・CNC(コンピュータ制御)による最終形状切削加工仕上げ【デザイン】[7本スポーク]レーシングホイールデザインをダイレクトに採用。
【基本構造】[ハブ]フロント・リアともに「中ぐり切削加工(画像6)」を施した中空ワンピース構造を採用。
※フロントホイールは「ディスクアタッチメント構造(画像7:左-ディスクアタッチメント無/右-ディスクアタッチメント有)」を採用する仕様があります。
※リアホイールは「ディスクアタッチメント構造(画像8)」を採用しています。
[スポーク]基本フォルム(断面形状設計・軽量加工処理)はMotoGPモデルをダイレクトに採用。
[リム]MT型チューブレス構造。
※使用目的への適応のため、ストリート/レーシングでは設計内容が若干異なります。
【ダンパーシステム】NEWリングタイプ・ダンパーシステム採用(画像9)。
軽量化と同時に耐久性に配慮した新設計ダンパーシステム。
【関連部品】ホイールを構成する部品素材は主にA7075系(超々ジュラルミン)を採用。
CNC切削加工仕上げにより製作されます。
軽量化と信頼性の両立を実現すると同時に機能美にこだわったデザインを追求。
表面処理はアルマイト仕上げ。
【塗装】仕上げは耐久性に優れた高品質ウレタン塗装を採用。
【アルマイトモデル】アルミニウム素材の特性を利用したアルマイト仕上げモデルを設定。
【安全基準】JWL規格を基準とした安全レベルをクリアーした製品です。
【製造国】イタリア (MADE IN ITALY)【製造メーカー】Brembo S.p.A.Via Brembo.25 24035 CURNO (BG) Italy【鍛造:Forged】現在製造されているマルケジーニホイール(※1)は、マグネシウム製・アルミニウム製ともに「鍛造製法」によってつくりだされています。
鍛造とは、古くは鍛冶屋(かじや)の技術に起源があり、金属を希望する輪郭(形状)になるまで各方向からハンマーでたたいて(=鍛えて)製品をつくり上げる製法を言います。
ホイールの鍛造製法は高温状態の金属を高圧プレスで圧縮して「ブランク材(※2)」を成型することから始まりますがその原理と目的は同じです。
鍛造品の代表的な特徴は、この工程を踏むことによる「金属諸特性(強度、伸び率など)の向上」にあり、ホイールの場合は軽量化と安全性の向上において大きな期待ができる製法と言えます。
鍛造品の技術的観点における基本性能は、金属中の結晶粒度および熱処理状態によって決定します。
しかし本来、鍛造によって得られる最大のメリットは金属組織中に生じる「MFD(Metal Flow Direction=金属流れ)」にあり、鍛造品質はこの特性の活用レベルによって差を生じます。
MFD特性を理解し最大限に活用することこそが理想的な鍛造製品を完成させる上での王道であり必須条件となります。
(※1) 対象ホイールはアフターマーケット用ホイール。
車両メーカー向けOEMホイールを除きます。
(※2)圧縮成型後の切削加工仕上げ前の鍛造品の原型と言える素材。
●鍛造された金属組織断面イメージ鍛造することによって金属組織中の結晶粒度が高まり、金属の諸特性(強度・伸び率など)は向上します。
結晶粒度のレベルは鍛造プレスの能力(圧力)に依存します。
また、鍛造品には圧縮により変形を受けた方向に金属組織が整列するという特性があり、金属組織中には植物の繊維や木材の木目のようなイメージのMFDがつくり出され、一般的に金属諸特性はMFDの方向と直角方向に最大値を示します。
結果としてホイールという部品にとって理想的なMFD特性を与えた鍛造品をつくりあげることが性能向上の鍵を握っているのです。
●多方向同時プレス鍛造法(Total Formed Forging System)マルケジーニはMFD特性を最大限に活用した高品質鍛造品をつくりだすために専用鍛造金型(Exclusive Mold)を用いた多方向から圧縮が可能なプレス設備により鍛造をおこなっています。
このシステムの採用によってホイールという部品の各部の性能・信頼性を高めることができるのですが、その中でも最も有効な部分はリム部分の性能向上にあります。
リムに作用する基本的な負荷(衝撃・荷重)は路面からほぼ直角に入力しますが、この鍛造法によってリム部には入力方向に対して最大値を示すMFDが形成されますので、軽量化と信頼性(耐久性)を高い次元で両立することができます。
【構造:Structure】マルケジーニから提供されるアフターマーケット向けホイールは、レーシングホイールはもちろんのこと、ストリート用ホイールについても“ハイパフォーマンス”の追求を最優先した設計・開発がおこなわれています。
ここではリアホイール(M10R Corse)のカットモデルを参考とした各部の解説をおこないます。
●ハブ部ハブ内径を可能な限り大きく設計することがポイントとなります。
その基本的な理由はハブ内径を大きく設計すること=ハブ剛性向上およびスポーク長さの短縮につながり、軽量と高剛性を両立できるからです。
ホイール全体の土台と言えるハブ構造に対するマルケジーニの設計思想は一貫しており、CNC切削加工によって最終仕上げがおこなわれる現在の鍛造ホイールにおいても、ハブ内部を手間のかかる「中ぐり加工」を施すことによって、軽量・高剛性の大口径中空ワンピース構造に仕上げています。
●スポーク部スポークとはリムを支えるための柱であり、その構造によってリム部の軽量化と剛性に差が生じます。
基本的にはスポーク本数が多いほどリム部軽量化に有利と言えますが、その理由はスポーク間距離が短くできるという単純なものです。
ただし単にスポーク本数を多く設計したのではスポーク自体の質量が増えてしまい、ホイールの高性能化においてはマイナス要因となります。
そのためリムの軽量化を目指しながらもホイール全体の剛性バランスなども含めた設計が要求されるのですが、マルケジーニはこの条件に真正面から向き合い、切削の難易度やコストが上昇することを承知した上で性能を最優先するためのスポークデザインと断面構造を追及しています。
●リム部高性能ホイールにとってリム部分は回転慣性重量(モーメント)軽減のために最も軽量化を達成したい部分です。
その効果はモーターサイクルという乗り物にとっては特に有効と言えますが、リムの軽量化は強度・耐久性(安全性)の観点からはとても慎重な設計が求められます。
現在のマルケジーニホイールはハブおよびスポークとの総合的なバランスを追求することによるリム軽量化と同時に、理想的なMFD(Metal Flow Direction=金属流れ)を形成することのできる独自の鍛造製法を採用することによって、強さと軽さを兼ね備えたリム構造を確立しています。
●フィッティングパーツスプロケットホルダー・ディスクアタッチメント・サイドカラーといったホイールを構成する各部品は、ジュラルミン素材(A7075/A2017)をCNC切削加工することによって製作されています。
関連部品の設計においても、こだわりをもって軽量化と機能美を追求しています。
■注意点※専用スプロケットは別売扱いとなります。
※画像はスポーク形状のイメージのため、ハブの形状は車両によって異なる可能性がございます。
※各色の画像(画像5)はイメージです。
ホイールの色は撮影および表示画面の関係で実際の色と異なって見えることがあります。